神経を抜いた歯が痛むというご相談

もう神経はないはずなのに、噛むと響く。歯ぐきが腫れて、しばらくすると引く。そうしたご相談をいただくことがあります。

神経を取り除いた歯でも、痛みや腫れの感覚が生じることがあります。歯そのものの神経がなくても、歯を支える骨や歯ぐきには感覚が残っているためです。

背景として考えられること

根の中に細菌が残っている、あるいは再び入り込んでいることが背景として挙げられます。歯の根は細く、枝分かれし、曲がっていることがあります。断面が円形ではなく扁平な部分もあります。器具が届きにくい形をしているため、内部に取り残しが生じることがあります。

また、被せ物や土台のすき間から細菌が入る経路ができている場合もあります。根の先に膿の袋ができ、腫れと落ち着きを繰り返すこともあります。

診査で確認すること

  • 噛んだときの響き、指で叩いたときの反応
  • 歯ぐきの腫れ、膿の出口の有無
  • レントゲンでの根の先の状態
  • 顕微鏡で見た根管内部の状態
  • 被せ物や土台の適合
  • 噛み合わせの強さと当たり方

痛みの出方には理由があります。どこがどう反応しているかを確かめてから、処置の方針を考えます。

当院での進め方

顕微鏡で根の内部を拡大しながら、感染した部分を取り除いていきます。肉眼では見えない部分を確認しながら進めるため、時間はかかります。

処置中は唾液が入らないよう、対象の歯を隔離した状態で行います。1回の診療に1時間以上をとり、院長が最初から最後まで担当します。並行して他の患者さんを診ることはありません。

治療内容と通院の回数

根の内部を清掃し、薬剤で満たし、その上に土台と被せ物を作る流れになります。

回数は根の本数や状態によって変わります。数回に分かれることが一般的で、状態が落ち着くまで期間をおくこともあります。初回の診査で、想定される回数をお伝えします。

リスクと注意点

処置の後に、一時的な痛みや違和感が出ることがあります。数日で落ち着くことが多いものの、腫れが強い場合は追加の処置が必要になります。

根にひびが入っている場合は、内部を清掃しても保存が難しいことがあります。診査の段階で判断がつかず、処置を進める中で判明することもあります。

既存の被せ物は外して進めるため、作り直しが必要になります。

抜歯が必要と説明された歯について

まず現状を拝見します。診査の結果、残せる可能性があればその方法を、難しい場合はその理由をお伝えします。

ご相談について

当院は自由診療専門です。噛んだときに響く歯があれば、その場所を指していただければ結構です。ご相談はLINEから承ります。

銀座・にわ歯科室(東京都中央区銀座4丁目/自由診療専門)