「インプラントは怖い」というお声の多くは、手術そのものへの不安です。麻酔が効くのか、どれくらい切るのか、うまくいくのか。今日は、当院のインプラント手術で位置と深さがどう決まるのかを、工程の順にご説明します。

手術の前に、すべてが設計されます

まずCT撮影を行います。通常のレントゲンが平面なのに対し、CTは骨を立体で写します。骨の厚み、高さ、神経や血管の位置が、ミリ単位で分かります。 この立体データの上で、インプラント体(人工の歯根)をどの位置に、どの方向で、どの深さまで埋めるかを設計します。手術の前に、埋入計画が完成しているということです。

デジタルガイドが、設計どおりに導きます

設計データから、患者さん専用の「サージカルガイド」という装置を作ります。手術のとき、これを歯列にはめると、ドリルの入る位置・方向・深さが設計どおりに制御されます。術者の勘に頼るのではなく、事前の設計を再現する仕組みです。

だから、切開しない手術が可能になります

従来の手術では、歯ぐきを切り開いて骨を直接目で確認する必要がありました。CTとガイドで骨の状態が事前に分かっていれば、歯ぐきを大きく切らずに、小さな穴からインプラント体を埋入できます(フラップレス手術)。切開と縫合がない分、腫れや痛みが少なく、治りも早い傾向があります。 ※骨の状態によっては、切開を伴う方法が適している場合もあります。診断のうえでご説明します。

診断から手術後まで、院長が一貫して担当しています

当院では、CT診断から埋入計画の設計、手術、その後のメンテナンスまで、院長が一人で担当します。装着後30年以上機能しているインプラントの記録があるのは、埋める位置と本数を最初に設計し、その後を診続けてきたからです。 インプラントをご検討中の方、他院で骨が足りないと言われた方も、まずはCT撮影による診断からご相談ください。